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どうやって情報を得ているか?

    written by Kirsteen

    インターナショナルスクールアドバイザリー東京(ISA-Tokyo)は、インターナショナル教育(国際教育)に関する豊富な知識を持っているだけでなく、東京におけるインターナショナル教育事情にも精通していると自負しています。私たちは、ウェブサイトや聞きかじった情報だけで判断せず、インターナショナル・プリスクールやインターナショナル・スクールへ実際に訪問し、そこで何が行われているかを目で見て確認しています。また、お客様に高品質なサービスを提供できるよう、これらの学校と関係を築きあげています。私たちは下調べを怠りません。それこそが、私たちが他と一線を画している理由なのです。

    これから数週間、都内のインターナショナル・プリスクールやスクールを訪問した際に気づいた主要なテーマについてお話ししていきます。

    まず初めに、学校訪問はこの仕事において一番の楽しみでもあります。生徒たちの生き生きとした姿や、訪問者を見たときの満面の笑みは、いつも私たちを温かい気持ちにさせてくれます。私自身、教育に携わって25年以上になりますが、彼らの作品を見せてもらったり、自分の話しをしてもらったり、子供たちと一緒にいても飽きることがありません。特に幼い子どもたちは、エネルギッシュで好奇心が強く、公平に接しありのまま受け入れてくれます。これが何よりも嬉しいことです。

    学校訪問は楽しいという側面以外に主に2つの目的があり、学校の雰囲気を具体的に感じ取ることと、学校側もビジョンや理念をより詳しく語ることができるという点です。ウェブサイトからは文と写真が限られていて上記2点を判断しにくいことが多いので、私たちはむしろ、学校から直接情報を得ることにしています。

    私たちは訪問するとき、大抵、ディレクター、マネージャー、またはアドミッション・チームのメンバーとの対話から始めます。私たちは、以下のようなさまざまなトピックについて質問をします:

    • 学校の短期および長期の目標とビジョン
    • クラス構成
    • カリキュラム 
    • 生徒の国籍 
    • 保育の仕方
    • 卒業後の進路
    • 保護者のコミュニティ
    • 日本語の扱い
    • 外遊びでどこに行くか

    学校の短期および長期の目標とビジョン

    私たちは、学校が現在どのような状況にあり、将来どのようになりたいのかについて、より詳しく知りたいといつも考えています。教育サービスは常に進化すべきであり、このことを認識した意欲的なリーダーシップは、学校の発展だけでなく、長期的に運営する上でとても重要です。自分の学校では何が特別な環境なのかを明確にし、教育や子どもたちに情熱を伝えることは必須です。

    クラスの構成

    学校がどのようにクラスを構成するか、つまり異年齢クラスか単年齢クラスかは、重要であり、ほとんどの異年齢クラスはプリスクールか小規模の小学校で見られます。異年齢クラスと単年齢クラスのどちらにも利点と欠点があるため、学校がそのクラス編成でどう運営しているか、特にカリキュラム面において、すべての生徒が最大限の可能性を引き出して学べるかどうかを見ています。

    カリキュラム

    プリスクールや学校が採用しているカリキュラムにはいくつか種類があります。例えば、アメリカやイギリスといったナショナル・カリキュラムに沿ったもの、モンテッソーリの影響を受けたもの、国際バカロレアやケンブリッジ・インターナショナル、国際カリキュラム協会といった、「国際的なカリキュラム」に分類されるものがあります。どれも優れたカリキュラムなので、私たちは視察を通じて、年齢層別にどのように教えられているのか、どのような活動が行われているのか、また、たとえばシンガポール算数など、他の有名な枠組みでカリキュラムを補完しているかどうかを確認する。また、国際教育の重要な側面である国際感覚の育成が、カリキュラムにどのように組み込まれているかも調べます。

    生徒の国籍

    ISA-Tokyoには多様性を重視するご家庭もいらっしゃるので、二重国籍も含め、スクール内の国籍比率をお伺いしています。プリスクールやスクールの中には、日本人家庭を対象としているところもあり、国際的な教育を受けたいけれど、英語力に不安がありスタッフ等と自信を持ってコミュニケーションが取れないと感じているご家庭も安心して通うことができます。また、子どもが様々な国の子どもたちと接することができる国際色豊かな環境を求めている家庭もあります。最近の訪問でわかったことは、新型コロナウイルスの影響で、学校の多様性が低下しているということです。

    保育の仕方

    これは、どの年齢においても非常に重要です。子供が学校にいる間、学業面だけでなく社会的精神的にも満たして欲しいとどの家庭も考えます。子供たちは、幸せで、自信があり、安全な場所にいると感じた時に、最もよく学ぶことができます。そのため、このような環境を作るために学校がどのようなことをしているのか、また、それがカリキュラムや学校の一般的な精神にどのように組み込まれているのかを調べます。

    卒業後の進路

    私たちは、子供の教育を考える上で、「次のステップ」がご家庭にとってどれだけ重要であるか理解しています。小学校や高校への進学先が決まっているご家庭もあれば、進学先を決める上で助言が必要なご家庭もあるでしょう。プリスクールやキンダーガーテンなど必ず次の進学先へ移行する学校の場合は、日本の学校なのか、どういったインターナショナルスクールなのか、生徒達がどこに進学するのかを調べます。また、学校が生徒やその家族に対し次の進学先に移行するに当たりどのようなサポートを行っているかも伺います。

    保護者のコミュニティ

    結束の強い保護者コミュニティは、学校にとってだけでなく各家庭にとっても重要であるため、私たちはいつも保護者の学校への参加について尋ねています。子どもたちが学校での経験を最大限に生かすためには、学校と家庭が強い信頼関係とサポートで協力し合う必要があります。また、保護者にとっても、保護者同士の付き合いは、情報交換することで自分たちが経験したのとは異なる教育システムを理解したり、学校に質問するのを躊躇するような事を気軽に聞いたりできます。そのため、保護者も参加できる行事はどういったものがあるかや、個々の子どもや学校の教育・学習方法について、話し合ったり、情報を得たりする機会を学校が提供しているかどうかを尋ねます。

    日本語の扱い

    インターナショナルスクールでは、日本にある学校であるので、正式な日本語の授業が行われますが、プリスクールの場合は、その内容は様々で、生徒の国籍に関係することが多いです。一般的に日本人家庭を対象としているプリスクールでは、家庭ですでに日本語を学習しているため、学校での日本語学習はあまり重視されません。もう少し国籍の多様性のあるプリスクールでは、日本語学習がカリキュラムに組み込まれていることが多く、それが外国人家族にとってもセールスポイントになります。一般的に、どのインターナショナルスクールやプリスクールでも、程度の差こそあれ、お祭りやお祝い事を通して日本の文化を学びます。

    外遊びでどこに行くか

    多くのインターナショナルスクールは屋外スペースが充実していますが、小規模校や多くのプリスクールは屋外スペースが広くないので、外遊びはどこに行っているのかも質問します。子どもたちは新鮮な空気を吸い、走り回って溜まっているエネルギーを発散させる必要があります。屋外での遊びは、幼児期のあらゆる種類の発達や学習にとってとても重要なので、そのための十分な施設はとても重要です。幸い、東京には公園が豊富にあるため、ほとんどの学校はそれほど遠出をする必要はなく戸外遊びができます。

    学校訪問

    質疑応答後、学校や幼稚園の見学をして訪問を終えます。これは、実際の学習環境について理解を深めるチャンスです。学習風景を見学し、教室のスペースや設備について確認します。定員や生徒に対する教員の比率を尋ねたり、部屋や廊下のディスプレイを見て、学校の価値観と子どもたちの学習がどのように統合されているかを確認します。また、学校の雰囲気も重視します。子どもたちは楽しそうか?積極的で、楽しみながら学んでいるか?好奇心旺盛か?これらはすべて、学校やプリスクールの明確なイメージをつかむのに役立ちます。

    そのため、こういった学校訪問は、各学校を十分に理解し、学校を運営する人達と良好な関係を育む上で、とても有益です。学校訪問は、私たちのサービスを利用されるご家庭に最新の情報を提供し、お子様にとって最適な学校を提案するための必要なツールや情報を与えてくれます。

    次のブログでは…

    日本人家庭が子供をインターナショナル・プリスクールやインターナショナル・スクールに通わせる理由について掘り下げてみます。

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